中水道(読み)チュウスイドウ

デジタル大辞泉 「中水道」の意味・読み・例文・類語

ちゅうすい‐どう〔‐ダウ〕【中水道】

下水殺菌・消毒して、再び給水するもの。上水道下水道中間意味をもち、工業用水・水洗便所用水などにあてる。

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精選版 日本国語大辞典 「中水道」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐すいどう‥スイダウ【中水道】

  1. 〘 名詞 〙 中水を供給する設備。〔続十年後(1983)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中水道」の意味・わかりやすい解説

中水道
ちゅうすいどう

飲用には適さないが,雑用,工業用などに使用される水道排水処理循環利用するための水道であり,上水道と下水道の中間に位置するという意味合いから一般には中水道と呼ばれている。この水源としては二次処理された下水などが活用されている。

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改訂新版 世界大百科事典 「中水道」の意味・わかりやすい解説

中水道 (ちゅうすいどう)

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世界大百科事典(旧版)内の中水道の言及

【雑用水道】より

…日本で都市規模の雑用水道としては数十地域での工業用水道しかないが,市街地再開発地区,住宅団地,大型ビル,特定工場(清掃工場,洗車場など)の規模では70年以降多数の事例がある。とくに個別ビル単位では,水需要の30~80%が水洗便所用水と冷却用水であること,新設時の二重配管は困難でないこと,上下水道への負荷を軽減しうること,循環再利用によって上下水道料金を軽減しうることなどの要因から,その建物の便所以外からの雑排水を処理したうえ中水道と称して水洗便所用に利用している例が多い。 雑用水道の水源には上水道水源のほか,水質的に劣る河川下流部の流水や湖沼水を利用できるが,飲用を対象にしていないので市街地内雨水や下水処理水も利用しうる。…

※「中水道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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