精選版 日本国語大辞典 「一年志願兵」の意味・読み・例文・類語 いちねん‐しがんへい‥シグヮンヘイ【一年志願兵】 〘 名詞 〙 徴兵令に基づいて、旧日本陸軍の兵役に服する者のうち、当時の中等学校以上の卒業の資格を有し、陸軍の予備・後備の将校となることを志願し特定の試験に合格し、一年間現役に服する者。また、その制度。昭和二年(一九二七)以降、幹部候補生制度となった。[初出の実例]「一年志願兵を志願することを得」(出典:徴兵令(明治二二年)(1889)四〇条) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の一年志願兵の言及 【幹部候補生】より …旧陸軍の予備役初級幹部の養成制度。義務としての徴兵制度のなかで,1883年,官公立中等学校以上の卒業生で志願により在営中の費用を自弁する者に対しては現役在営期間を3年から1年に短縮する1年志願兵の制が創設された。89年,志願資格を私立学校に広げ,在営中に下士官に進級させ,さらに勤務演習と終末試験によって予備役少尉に任命する予備役幹部養成制度となった。… ※「一年志願兵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by