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20世紀美術 にじっせいきびじゅつ20th century art

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

20世紀美術
にじっせいきびじゅつ
20th century art

20世紀の美術。19世紀の美術に対し特徴的なこととして一般に次の諸点があげられる。(1) 外界を再現することが主流でなくなり,幻想美術,抽象美術などの非再現的動向が顕著となった。(2) 従来の絵画,彫刻の形式が絶対的ではなくなり,さまざまな新しい形式が生まれた。(3) 素材が多様化し,作品を 1種の素材でなく,複数の素材でつくることが多くなった。(4) 写真,映画,演劇,デザイン,音楽,建築など他ジャンルとの交流が著しくなった。(5) 美術の国際化の意識が強くなり,国際的視野に立った芸術運動が増大した。特に第2次世界大戦後は,アメリカ現代美術が脚光を浴びるとともに,ヨーロッパ中心の考えが瓦解し,しだいに地球的規模の視点がとられるようになった。以上の諸要素に加えて,新しい形式の誕生ということでは,コンピュータによる作品やビデオテープレコーダも美術のメディアとして取り入れられ,美術の概念が大きな変貌の時期にあることを予感させた。しかし,それが「美術とはなにか」という問題を生み出したことも見逃すことができない。(→現代美術

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