2,4,6-トリニトロトルエン(読み)トリニトロトルエン

化学辞典 第2版 の解説

2,4,6-トリニトロトルエン
トリニトロトルエン
2,4,6-trinitrotoluene

C7H5N2O6(227.13).略称TNT.トルエンを混酸で2段階または3段階に分けてニトロ化すれば最終的に得られる.淡黄色の結晶.融点80.7 ℃.1.65.減圧蒸留も可能であるが,日光により茶褐色にかわる.水に難溶,ベンゼン,エーテルに易溶.加熱,衝撃,摩擦により爆発する.爆発熱4.27 kJ g-1.爆速や爆発威力はやや低いが,炸(さく)薬として適しており,鈍感である.溶融凝固または粉末を圧搾して装填し,軍用爆薬として用いるほか,硝安爆薬のなかに加えて鋭感剤として,産業用爆薬への利用も行われている.皮膚から吸収され,頭痛,貧血,肝障害の原因になりうる.[CAS 118-96-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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