ALARA(読み)アララ

化学辞典 第2版 「ALARA」の解説

ALARA(アララ)
アララ

as low as reasonably achievableの頭文字をとった略称.放射線被ばく量を考慮する際の原則国際放射線防護委員会(International Commission on Radiation Protection,ICRP)の1977年勧告で提唱された.以前の「可能な最低レベル」(lowest possible level)(1950年勧告),「最低実行可能レベル」(lowest practicable level)(1954年勧告),「実行可能最低レベル」(as low as practicable)(1958年勧告),「容易に達成できるかぎり低線量」(as low as readily achievable)(1965年勧告)から変遷してきた.経済的,社会的要因を考慮して,「合理的に達成できる最低レベル」で,その導入正味でプラスであることという原則に従っている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ゲリラ豪雨

突発的に発生し、局地的に限られた地域に降る激しい豪雨のこと。長くても1時間程度しか続かず、豪雨の降る範囲は広くても10キロメートル四方くらいと狭い局地的大雨。このため、前線や低気圧、台風などに伴う集中...

ゲリラ豪雨の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android