20世紀西洋人名事典 「C.W.ツェーラム」の解説
C.W. ツェーラム
C.W. Ceram
1915.1.20 - 1972.4.12
ドイツの小説家,批評家。
ベルリン生まれ。
本名Kurt Wilhelm〉 クルト〈Marek マーレク。
ベルリン大学に学び、その後演劇・文芸・映画評論に係わる。’38年入隊。従軍中の日記を題材に「われらナルヴィックを死守せり」(’41年)を書く。戦後は編集者として活動。考古学をテーマにした小説「神々と墓の古代史」(’49年)はベストセラーになり26ヵ国語に翻訳された。彼の著書は資料を基にした堅実かつロマンティックな考古学の啓蒙書として評価されている。他の著書に「狭い谷と黒い山」(’55年)、「映画の考古学」(’65年)、「最初のアメリカ人」(’72年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報