MRAM(エムラム)(読み)エムラム

化学辞典 第2版 「MRAM(エムラム)」の解説

MRAM(エムラム)
エムラム

magnetic random access memoryの略称磁性体を使った不揮発性のメモリー.極薄の絶縁膜をはさむ形で磁性体の二つの薄膜があり,上部の磁性体薄膜の上に設けられた電極に流す電流の向きにより,上部磁性体層の磁化方向をかえる.この磁化の方向により,下部の磁性体層との間にある絶縁層の抵抗の大きさを制御して0と1をつくりだしてメモリーとしている.磁性体であるため,電源を切ってもメモリーに書き込んだデータが消えることはない.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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