MYCIN(読み)まいしん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

MYCIN
まいしん

1970年代にスタンフォード大学のファイゲンバウムEdward A. Feigenbaum(1936― )らによって開発された、初期のエキスパートシステムの代表例で、伝染性血液疾患を扱ったもの。このシステムは医師やインターンと同等以上の能力を示したが、残念ながら実用には至らなかった。その大きな理由は、注射を打つと痛いなどという、専門知識以外の常識を、このシステムが持ち合わせていなかったためといわれている。[中島秀之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のMYCINの言及

【エキスパートシステム】より

…これは未知化合物の構造式を推定する解釈型システムである。1970年代には医療診断システムとしてMYCIN,CASNET,Internistなどが発表された。これらのシステムに共通して使われたのがプロダクションシステムの手法であり,これが鉱物資源探査システムPROSPECTORにも適用されて知識工学のブームが始まった。…

※「MYCIN」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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