P2P(読み)ぴあつーぴあ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「P2P」の意味・わかりやすい解説

P2P
ぴあつーぴあ

特定多数のコンピュータ同士が中央サーバーを経由せず、直接情報を送受信する、コンピュータ・ネットワークの形態一種英語の“Peer to Peer”(仲間から仲間への意)をP2P(またはPtoP)と略称したもの。情報の処理が特定のコンピュータに集中することがないため、サーバー方式のようなシステムダウンが起こらない、どこか1か所のコンピュータに不具合があってもシステム全体に影響が出ないなどの利点がある。日本で開発されたファイル交換ソフトのウィニーもこの技術を使用している。また、インターネット電話やIP電話などの無料通話も、P2Pの技術を利用した通信システムである。

 なお、P2Pの技術を利用してやりとりされる情報には、著作権の問題に抵触するものも多く、著作権の保護や情報流通の制御などのシステムの整備課題となっている。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む