20世紀西洋人名事典 「A.ビートフ」の解説
A. ビートフ
Andrey Georgievich Bitov
1937 -
ソ連の小説家。
レニングラード生まれ。
鉱山技師としての教育を受ける。1960年代の初頭に新しい青春文学の旗手として活躍し始めた。日常生活のなかの平凡な人々の心理を繊細な文体で書くことにかけて卓越した才能を示す。主な作品に処女短編集「大きな風船」(’63年)、「かくも長き幼年時代」(’65年)、「別荘地」(’67年)、「日曜日」(’80年)等があり、最大の長編「プーシキン館」(’78年)は米国で完全版が出版された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報