20世紀西洋人名事典 「A.マッケ」の解説
A. マッケ
August Macke
1887.1.3 - 1914.9.26
ドイツの画家。
ルール地方メシェデ生まれ。
1904〜06年デュッセルドルフ美術学校に学び、’07年コリントに師事。’07〜08年パリに滞在し、フォービスムに刺激を受ける。’10年マルクと知り合い、ミュンヘンの新芸術家同盟に加わる。’11年「青騎士」の運動に参加。’12年マルクとパリに旅行し、ドローネーに影響を受け、結晶体を思わせる輝くフォルムを獲得する。形態の単純化に進んだが、具象的な情景描写に留まる。’14年クレーとチュニス方面へ旅行した際、優れた水彩画連作を残す。第一次大戦で戦死する。代表作に「チュニス風景」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報