20世紀西洋人名事典 「A.マルコーワ」の解説
A. マルコーワ
Alicia Markova
1910 -
英国の舞踏家。
ロンドン生まれ。
本名リリアン・アリシア マークス。
英国最初のバレリーナで、19世紀古典バレエのスタイルを保持する最後のバレリーナの一人。生地でアスタフィエワ等に師事。14歳でバレエ・リュッスに入団し、「うぐいす」(1926年)、「牝猫」(’27年)に主役で出演。’31年英国最初のバレエ団カマルゴ協会の公演やビッグ・ウェルズ・バレエ団等で踊る。又欧米のバレエ団にも客演。’35年ドーリンとともにマルコーワ=ドーリン・バレエ団を主宰。最大の当たり役は「ジゼル」。’63年デームの称号を授与。著書「ジゼルと私」(’60年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報