20世紀西洋人名事典 「A.メラ」の解説
A. メラ
Albert Mérat
1840 - 1909
フランスの詩人。
トロワ生まれ。
高踏派詩人で、最初法律を専攻しパリ支庁に勤務。ヴェルレーヌ、ヴァラードと知遇を得、ヴァラードと詩集「4月・5月・6月」(1863年)を発表。さらに1866年第一次「現代高踏詩集」に寄稿する等作詞活動を続け、同年詩集「レ・シメール」を発表、アカデミー・フランセーズから受賞。その後詩集「偶像」(1872年)、「大理石の都会」(1874年)、「水の流れに」(1877年)、「暮れがた」(1890年)等次々に発表、的確な描写力を持った、繊細・軽快な詩風で、晩年は上院図書館の司書を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報