20世紀西洋人名事典 「A.ユパンキ」の解説
A. ユパンキ
Atahualpa Yupanqui
1908.1.30 - 1992.5.23
アルゼンチンの作曲家,歌手,ギター奏者,詩人,小説家。
ブエノス・アイレス州カンポ・デ・ラ・クルス生まれ。
本名チャベロ〈Héctor Roberto Chavero〉。
少年、青年期にはアルゼンチンを放浪し、働きながら、音楽、文学を学ぶ。1929年歌曲「インディオの道」を書き、30〜40年代に詩人、音楽家として認められ、’50年前後「トゥクマンの月」「牛車にゆられて」などを発表。左利きに構えるギターの演奏、奥深い語り口を持つ歌で、フォルクローレ界の第一人者となる。一方で、「インディオのしらべ」(’47年)、「風の歌」(’65年)などの著作、詩集も発表。映画の製作にも携わる。’64年初来日。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報