20世紀西洋人名事典 「A.ヴァージニアウルフ」の解説
A.ヴァージニア ウルフ
A.Virginia Woof
1882 - 1941
英国の小説家,批評家。
ロンドン生まれ。
レズリー・スティーブンの娘として生まれ、文学的に恵まれた環境で育つ。父の死後、ブルームズベリーリー・グループとよばれる知的集団を形成、1912年このグループの一員のレナード・ウルフと結婚。’15年処女作「船出」、’19年「夜と昼」を発表。二作品とも伝統的作法であったが’22年「ジェイコブの部屋」、’24年「ダロウェィ夫人」以後、新しい実験的な色彩の濃い小説のあり方を主張し、時代とともに真実のとらえ方も変化することを強調した。作品はほかに「歳月」(’37年)、「幕間」(’41年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報