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出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報
…したがって,刺激原で起こるにせよ,アレルゲンで起こるにせよ,主婦の手指に湿疹や皮膚炎のできやすいことは容易に理解できる。 主婦湿疹の病型には2種類あり,以前から進行性指掌角皮症keratodermia tylodes palmaris progressiva(KTPPと略記)と称されてきた,刺激原による慢性的な乾燥性の皮膚炎と,急性湿疹や慢性湿疹の形をとるかゆみの強いアレルギー性接触皮膚炎allergic contact dermatitis (ACDと略記)がある。KTPPの主因は,おもに台所用洗剤や浴槽磨きなどに含まれる界面活性剤である。…
…したがって,刺激原で起こるにせよ,アレルゲンで起こるにせよ,主婦の手指に湿疹や皮膚炎のできやすいことは容易に理解できる。 主婦湿疹の病型には2種類あり,以前から進行性指掌角皮症keratodermia tylodes palmaris progressiva(KTPPと略記)と称されてきた,刺激原による慢性的な乾燥性の皮膚炎と,急性湿疹や慢性湿疹の形をとるかゆみの強いアレルギー性接触皮膚炎allergic contact dermatitis (ACDと略記)がある。KTPPの主因は,おもに台所用洗剤や浴槽磨きなどに含まれる界面活性剤である。…
…輸血用血液は,採取した血液に抗凝固剤であるACD液またはCPD液(いずれもクエン酸,クエン酸ナトリウム,ブドウ糖からなり,後者にはリン酸水素ナトリウムNaH2PO4が加わる)を加え,主として赤血球の代謝を抑えるために4~6℃で保存されるが,保存血には全血と濃厚赤血球が含まれるが,現在濃厚赤血球は全血よりバフィコート(白血球と血小板を含む成分),血漿のほとんどを除き,新しい保存液MAP液(マニトール,アデニン,フォスフェート)を加えた赤血球MAPを指す。したがって採血後21日目までのこれらの輸血用血液の名称である。…
… この成分輸血に用いられる血液は,採血直後の全血を遠心分離によって調製する。すなわち抗凝固剤ACD(acid‐citrate‐dextrose)を用いて,プラスチックバッグに採血した血液を赤血球濃厚液と多血小板血漿platelet rich plasma(PRPと略記)に分離する。多血小板血漿はさらに遠心分離してバフィコート(血小板と白血球の成分)と上清の乏血小板血漿platelet poor plasma(PPPと略記)に分離し,この乏血小板血漿,血小板など血球成分を含まない透明な血漿を-20℃以下で凍結したものが,新鮮凍結血漿である。…
… 各種同位体の組成が天然の放射性親元素の種類や量によってかなり変動するために,原子量を高い精度で決めることが困難である。天然に存在する非放射性同位体(安定核種)には,204Pb,およびRaGとも呼ばれるウラン系列の出発物質である238Uの崩壊による最終生成物206Pb,AcDとも呼ばれる235Uの崩壊(アクチニウム系列)による207Pb,ThDとも呼ばれる232Thの崩壊(トリウム系列)による208Pbがある。また天然放射性元素の崩壊の途中に生成する放射性同位体としては,210Pb(β-崩壊,半減期20.4年,RaDと呼ばれる。…
※「ACD」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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