20世紀西洋人名事典 「B.アラービー」の解説
B. アラービー
Buzurg ‘Alavī
1907 -
イランの小説家。
フンボルト大学教授。
1922年ドイツへ留学する。帰国後、左翼運動により逮捕、投獄される。第二次世界大戦後、東ドイツに移る。’34年短編集「トランク」で文壇デビューし、「牢獄の紙きれ」(’41年)、「彼女の眼」(’52年)で一流作家となる。西欧の技法を取り入れ、社会の底辺を主題とし、政治的左翼思想を反映している信念作家である。現在フンボルト大学教授である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報