20世紀西洋人名事典 「B.リンドブラート」の解説
B. リンドブラート
Bertil Lindblad
1895.11.26 - 1965.6.26
スウェーデンの天文学者。
元・ストックホルム天文台台長,元・国立アカデミー会長,元・国際天文学連合会長,元・国際学術会議連合会長。
エーレブロ生まれ。
ウプサラ大学で学位を取得し、1920〜22年米国のリック天文台およびウィルソン山天文台に滞在し、恒星の絶対光度を決定する新しい分光学的基準を確立。’22年帰国。’27年ストックホルム天文台台長に就任し、銀河系の構造について研究を進め、銀河系の回転理論を唱えた。この解釈はそのすぐあとにオールトによって観測的に確認された。以後恒星運動に関心を深め、その世界的権威となった。又研究のかたわら国立科学アカデミー会長、国際天文学連合会長、国際学術会議連合会長なども務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報