20世紀西洋人名事典 「B.G.オリーン」の解説
B.G. オリーン
Bertil Gotthard Ohlin
1899 - 1979
スウェーデンの経済学者,政治家。
コペンハーゲン大学教授,ストックホルム商科大学教授,元・スウェーデン自由民主党党首,元・スウェーデン通商大臣。
コペンハーゲン大学、ストックホルム商科大学教授を経て、1938年に上院議員となり、’44〜45年通商大臣、’46〜67年にスウェーデン自由民主党党首となる。保守的な立場をとり、第一次大戦後のドイツ賠償金支払問題で、ケインズと「トランスファー論争」といわれる討論を行った。国際貿易論では一般均衡分析の適用で、近代化に業績をあげ、’77年にイギリスのJ.E.ミードと共に「国際貿易及び国際資本移動の理論に置ける先駆的な貢献」を讃えられて、ノーベル経済学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報