討論(読み)トウロン

デジタル大辞泉 「討論」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「討論」の意味・読み・例文・類語

とう‐ろんタウ‥【討論】

  1. 〘 名詞 〙 互いに議論を戦わせること。意見を出して論じ合うこと。可否得失を詳しく論じ合うこと。
    1. [初出の実例]「遂相具文書。向文範亭討論之処」(出典江談抄(1111頃)二)
    2. 「多くもろもろの人と討論せしことを雑録したるもの也」(出典:俳諧・春泥句集(1777)序)
    3. [その他の文献]〔論語‐憲問〕

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世界大百科事典(旧版)内の討論の言及

【多数決】より

…合議体,より広く集団ないし多数人の集合における意思形成の方法として多数決がとられるとき,超越的な権威が存在せず,それぞれの主張が価値的に対等であるということを原理上前提としている。その際,多数決に先行する討論によって,さまざまの主張が互いに説得し説得される過程を経たうえで多数意思が形成されることによって,より正しい解決に接近できるはずだという期待が維持されているところでは多数決は円滑に機能する。そのためには,互いに説得し説得される可能性,すなわち,考え方の互換性が存在していなければならない。…

※「討論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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