20世紀西洋人名事典 「B.G.ティラク」の解説
B.G. ティラク
Bāl Gangādhar Tilak
1856 - 1920
インドの政治家,思想家。
マハーラーシュトラ州プネー(プーナ)生まれ。
インド独立運動の指導者で、教育活動に従事した後新聞「ケーサリー」、「マラータ」を創刊、スワラージ(独立)は民族の生得の権利であると主張し反英独立闘争の武器とする。ベンガル分割法をめぐる反英闘争では過激派の指導者として活躍、穏健派と鋭く対立。また、1908年暴動教唆で’14年までマンダレーで獄中生活を送る。’16年内政自治連盟を創設、’20年の全インド労働組合会議の結成に関与する等近代インド国民運動の礎石を築き、M.K.ガンディーはその運動を継承。著書に’15年「ギーター・ラハスヤ」がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報