C.アウエハント(その他表記)Cornelius Ouwehand

20世紀西洋人名事典 「C.アウエハント」の解説

C. アウエハント
Cornelius Ouwehand


1920 -
オランダの文化人類学者。
チューリッヒ大東アジア学科教授,博士号
ライデン生まれ。
大学で中国語、日本語、文化人類学を学ぶ。ライデン国立民族学博物館の館員となり、日本部門主任を経て1968年からスイスのチューリッヒ大東アジア学科教授となる。’56年〜’57年には柳田国男の主宰する研究所で鯰絵を中心に日本の伝統文化、民族文化の研究に従事する。学位論文「鯰絵―民族的創造力の世界」(せりか書房、1979)は日本文化の宗教的基盤を分析したものと注目を集める。のち研究の方向を理論主体とする構造人類学から現地調査を主体とする社会人類学へと移行。’65年〜’66年と’75年〜’76年に、沖縄本島と波照間諸島で現地調査に従事。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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