知恵蔵 「Chrome」の解説
Chrome
ウェブアプリケーションやクラウドコンピューティングなど、外部のコンピューターの能力を活用するインターネットの利用法が広まりつつあるのに合わせて、一般のウェブページの閲覧だけでなく、ページ上でアプリケーションを実行するプラットフォームとしても使いやすいよう、シンプルな画面デザインと高速なページ処理、安全なウェブアクセスの3点を主眼に開発された。
開発はグーグルが行っているが、プログラムや技術情報はオープンソースとして公開されており、Chromium(クロミウム)の名称で開発が行われている。Chromiumにグーグルが独自に機能を追加して配布しているのがChromeという位置づけになる。Chrome/Chromium自体もHTMLレンダリングエンジンにWebkitを採用するなど、オープンソースの技術を利用している。
(斎藤幾郎 ライター / 2009年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報