20世紀西洋人名事典 「D.ラパポート」の解説
D. ラパポート
David Rappaport
1911 - 1960
米国の心理学者。
ハンガリー生まれ。
ハンガリーのユダヤ人家庭に生まれ、ブタペスト大学で学んだ後、パレスチナでギプスに参加。1938年王立ハンガリー大学で学位を取得後、渡米。アメリカの精神分析協会の臨床異常心理学部門の創設に尽力し、臨床心理学の発展に貢献する。また、分裂病を対象としたロールシャハ反応の思考病理学的分析、精神分析理論の体系化などの業績を残す。主著には「The structure of psychoandlytic theory:A systematizing attempt」(’59年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報