eスポーツ(読み)イースポーツ(その他表記)e-sports

デジタル大辞泉 「eスポーツ」の意味・読み・例文・類語

イー‐スポーツ(e-sports)

electronic sports》主に対戦型のコンピューターゲームで行われる競技のこと。高度な技能を競うコンピューターゲームスポーツ競技の一種とみなしたもので、アジア欧米ではプロリーグが存在する。エレクトロニックスポーツ

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共同通信ニュース用語解説 「eスポーツ」の解説

eスポーツ

パソコンスマートフォン家庭用ゲーム機などを使ってゲームの腕を競うことを一種のスポーツとして捉えた名称で、エレクトロニック・スポーツの略。自転車など体の動きが仮想空間に反映される「バーチャルスポーツ」と呼ばれるジャンルもある。日本eスポーツ連合は、2025年の国内市場規模が21年の2倍以上の約217億円に拡大すると見込む。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「eスポーツ」の意味・わかりやすい解説

eスポーツ
いーすぽーつ
e-sports

コンピュータ・ゲームビデオゲームのうち、サッカーやカーレース、戦略シミュレーション、シューティングなど、対戦型を主体とする競技。エレクトロニック・スポーツelectronic sportsの略。1990年代後半からアメリカやヨーロッパ、韓国、中国などで人気が高まり、多数の競技者が参加する大会が開かれている。ゲームソフトハードウェアのメーカーがスポンサーとなったプロゲーマーが誕生し、彼らで構成されるプロチームが参加する大規模なゲームイベントでは、テレビやネット配信による中継が行われ、観戦者が数万人規模にのぼることもある。また、eスポーツのうち、サッカーやカーレースといったスポーツ分野の対戦型ゲームは、アジアオリンピック評議会OCA:Olympic Council of Asia)が主催する国際総合競技大会アジアインドア・マーシャルアーツゲームズにおいて、頭脳スポーツの正式種目になっている。

 eスポーツは、競技したいゲームのパソコンのオペレーティングシステムOS)や家庭用ゲーム機器に適したゲームソフトを購入したうえで、通常はインターネット上のオンラインサービスを通じ、他のプレイヤーと対戦する方法で競技を行う。たとえば、Battle.netという無料のオンラインサービスは世界的に人気が高く、eスポーツのオンラインサービスとして草分け的な存在である。

 世界各国でeスポーツが盛んになった当時、日本ではインターネットに接続していない家庭用ゲーム機が広く普及していたことや、ブロードバンド回線の普及途上期にあったことなどの影響から、ほとんど広がりがみられなかった。また、チェスやビリヤード、ダーツなどは日本でゲームとよばれているが、海外ではスポーツ競技の一種として定着しており、そうした認識の違いが普及を妨げた面もあった。

[編集部]

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