20世紀西洋人名事典 「E.E.N.マスカール」の解説
E.E.N. マスカール
Eleuthère Eile Nicolas Masucart
1837 - 1908
フランスの物理学者,気象学者。
元・気象中央局初代所長,元・科学アカデミー書記。
バレンシアのカレッジで学んだ後、1858年エコール・ノルマルに入学し、1864年博士号を取得。リセの物理学教師、コレージュ・ド・フランス助手を経て、1872年同物理学教授。その後、1878年気象中央局初代所長、1884年科学アカデミー書記を歴任。光学、電気、地磁気、気象に関する研究を行い、主な業績に太陽スペクタルの紫外領域研究があり、1866年ボルディ賞を受賞。また、電気関係でも単位系の国際事業などに尽力したほか、モーター研究でも知られ、電気工学会の副会長も務めた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報