Extranet

ASCII.jpデジタル用語辞典 「Extranet」の解説

Extranet

InternetバックボーンにしてIntranet同士を相互に接続した情報システム本社各地支社支店、ある企業と関連グループ企業、米国本社と各国の支社、そしてある地域やコミュニティに帰属する関連団体同士など、ある特定のグループ内でのみ有効な情報システムを、Internet上でワールドワイドに展開/構築した、仮想的なプライベート情報システムのことを指す。関連グループをも含む統一的な情報システムを構築することにより、グループ全体での情報の共有や、生産性、競争力の向上を目指す。Internetの技術をベースにして構築されたのがIntranetシステムであるが、Intranetはある組織内だけに閉じていなければならないという制約があった。これをInternetを介して相互接続して、関連するコミュニティ内に対して、Intranetと同様のサービスを提供するのがExtranetである。今までは、このようなシステムを構築するためには、各サイト同士を専用線で結んでシステムを構築していたため、コストが高くなっていたが、Internetをバックボーンとしてこれを利用すれば、はるかに安価に、そして柔軟に情報システムを構築できる。もちろんInternet上を流れるデータには適切な暗号化などの措置を施すので、セキュリティー的にも問題ない。

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