20世紀西洋人名事典 「G.ボアシエ」の解説
G. ボアシエ
Gaston Boissier
1823 - 1908
フランスの歴史家,文筆家。
元・高等師範学校教授,元・コレージュ・ド・フランス教授。
歴史家であり、ラテン文学の研究家として知られ、ラテン文学や風俗に関する気品高き文筆家でもある。ルナンの影響を受けるが、歴史家として碑文や文学等の中に時代の思想や信仰の表現を探求。「キケロと友人たち」(1865年)、「ローマの宗教」(1874年)、「異教の終末」(1891年)、「タキトゥス」(1903年)、「カティリナの陰謀」(’05年)等の著作がある。高等師範学校教授、コレージュ・ド・フランス教授を務め、1876年にはアカデミー・フランセーズ会員となり、1895年から同終身書記を務める。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報