G.ラスプーチン(その他表記)Valentin Grigor’evich Rasputin

20世紀西洋人名事典 「G.ラスプーチン」の解説

G. ラスプーチン
Valentin Grigor’evich Rasputin


1937.3.15 -
ソ連の小説家。
イルクーツク州アタランカ村生まれ。
イルクーツク大学の歴史・文学学部を卒業後地方紙の記者を務め、196年短編集「この世の人」で文壇デビュー、’67年中編「マリアのための金」で文名を確立シベリアでの記者体験をもとに文明から取り残された農村に生きる民衆の生活や心理を描き、「最後」(’70年)、’77年スターリン賞受賞の「生きよ、そして記憶せよ」(’74年)、「マチョーラとの別れ」(’76年)等の作品を次々に発表、現代ソ連の農村派文学を代表し、自然破壊反対運動にも参加。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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