20世紀西洋人名事典 「G.ルドルフゼルナー」の解説
G.ルドルフ ゼルナー
Gustav Rudolf Sellner
1905.5.25 - 1990.5.8
ドイツの演出家。
西ドイツ出身。
演劇界に俳優として入るが次第に演出に興味を示し表現主義の影響を受ける。1930年代はブレヒトと共にギリシャ悲劇の研究に没頭、’51年ダルムシュタット州立劇場の総監督に就任後、象徴主義演劇を発表し「ダルムシュタット様式」を確立。またオペラ「モーゼとアロン」でベルリンにデビュー、センセーションを起こし、’61年にはベルリン・ドイツ・オペラの総監督となる。現代芸術としてのオペラの創造に一つのエポックを形づくる演出である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報