Googleインドアビュー(読み)ぐーぐるいんどあびゅー

知恵蔵 の解説

Googleインドアビュー

インターネットで、お店や病院などの建物内部をパノラマ写真で見ることができるグーグル社のサービス。グーグル社のサービス「ストリートビュー」の屋内版とも言える。
インドアビューを利用すれば、お店や病院などに直接出向かなくても、自宅に居ながら、仮想的に建物の中にいるような臨場感を味わうことができる。また、Google検索の結果表示やGoogleマップと連動できるため、お店や病院などの経営者や担当者にとっては、集客力を高めるためのツールとなる。
インドアビューは、Googleマップやホームページ、ブログなどに設置できる。お店や病院などで設置を希望する場合は、グーグル社の認定パートナーである業者に依頼する他、グーグル社が提供するアプリ「Googleストリートビュー」を利用して、自前で設置することも可能だ。なお、Googleストリートビューは、iOS 7.0以降のiPhoneiPad、Android 2.2以降のスマートフォンやタブレットで利用できる。
インドアビューの設置には、建物内を360度ぐるりと見渡せるパノラマ写真が必要となる。もし、認定パートナーに依頼した場合は、インドアビューの撮影に必要なトレーニングなどを受けている業者による、品質の高い写真の提供を受けることができる。しかし、これらのサービスは有料となるため、Googleストリートビューでパノラマ写真を撮影し、自前で写真を用意することも可能だ。その他、リコー社の「RICOH THETA」に代表される「全天球カメラ」で写真を撮影し、同アプリ内で利用することもできる。
インドアビューは、ストリートビューと比べるとあまり知られていないのが現状だが、2015年3月には、長野県の善光寺参道沿いにある40店舗や施設で導入されたり、同年3月14日に開業した北陸新幹線の新型車両の車内の公開に使用されたりするなど、国内でも徐々に活用事例が増えている。

(横田一輝 ICTディレクター/2015年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む