20世紀西洋人名事典 「H.ジョージリコーバー」の解説
H.ジョージ リコーバー
Hyman George Rickover
1900.1.27 - 1986.7.8
米国の軍人,技術者。
元・米国海軍大将。
マコフ(ロシア,現ポーランドのマクフ・マゾビエツキ)生まれ。
幼少時にシカゴに移住し、1929年海軍大学院課程修了後、潜水艦乗組員。第二次大戦中海軍省艦船局の電気部門長。戦後、オーク・リッジ試験所で原子工学を修めた後海軍省に復帰。原子力潜水艦の開発に精力的に従事。’54年1月その1号艦「ノーチラス号」を進水、’58年太平洋から北氷洋を横断し、大西洋に渡る。’58年海軍中将。’64年退役。’73年海軍大将。著書に「教育と自由」「アメリカの教育―国家的失政」など教育に関する労作も多い。原子力の平和利用に熱心で、核軍拡競争に批判的立場をとっている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報