20世紀西洋人名事典 「J.トゥリーナ」の解説
J. トゥリーナ
Joaquín Turina
1882.12.9 - 1949.1.14
スペインの作曲家,指揮者,ピアニスト,教育者。
元・マドリード音楽院教授,元・スペイン国民音楽家会議議長。
セビーリャ生まれ。
セビーリャでトーレスらに師事し、1897年ピアノ奏者としてデビュー。1902年マドリードでトラゴに師事、さらに’05年留学中のパリでモシュコフスキーに、スコラ・カントルムでダンディに師事し、ファリャやドビュッシーらの影響を受ける。’14年帰国しマドリードで指揮者やピアニストとして活躍し、’31年マドリード音楽院教授を経て、’41年スペイン国民音楽家会議議長となる。アンダルシアの民俗音楽と近代フランス音楽の技法を融合し「音による風俗画家」と呼ばれる独自の作風を確立。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報