20世紀西洋人名事典 「J.ビョルリンク」の解説
J. ビョルリンク
Jussi Björling
1911.2.2 - 1960.9.9
スウェーデンのテノール歌手。
コパルベリ近郊ストゥーラ・チューナ生まれ。
父から声楽を学び、父と二人の兄弟とともに「ビョルリンク四重唱団」の一員として幼いときからアメリカで活躍。1923年帰国、’30年オペラ歌手としてストックホルムでデビューする。以後欧米各地のオペラ劇場でベルディ、プッチーニを歌い、天性の抒情的な声と、劇的表現の確かさによって名声を得て、20世紀の代表的なリリック・テノールの一人とされた。第二次大戦後はメトリポリタン歌劇場を中心に活躍。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報