20世紀西洋人名事典 「J.ルマン」の解説
J. ルマン
Jacques Roumain
1907 - 1944
ハイチ国籍。
フランス留学から帰国した後、1927年「ルビュー・アンディジェーヌ」誌を発行、ハイチにおけるアフリカ文化遺産の再発見及び民族文化の確立に尽力する。メキシコ旅行中に執筆した「露の支配者たち」(’44年)は彼の死後刊行され、ハイチの農村の日照りをテーマにした、ハイチ文学史上の最高傑作のロマンといわれる。ハイチ現代文学の始祖。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報