20世紀西洋人名事典 「J.L.ニーステン」の解説
J.L. ニーステン
Jean Louis Niesten
1844 - 1920
ベルギーの天文学者。
1876年軍事科学に関する本を2冊出版、退役後はブリュセル天文台に入り、1884年主任となる。惑星天文学を主な研究分野とし、系統的な観測で惑星の物理的形状に関する論文を多数発表。1882年チリへ観測隊を率いて金星の太陽面通過を観測、1884年報告書を提出、また1887年皆既日食の観測のためロシアに遠征。1880年雑誌「Ciel et terre」の創刊に参加、20年間にわたり啓蒙的論文を寄稿。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報