20世紀西洋人名事典 「K.ポランニー」の解説
K. ポランニー
Polanyi Karl
1886 - 1964.4.23
ハンガリー,オーストリア,カナダの経済学者。
元・コロンビア大学客員教授。
ウィーン(オーストリア)生まれ。
Károly〉 カーロイ(Polány ハンガリー名ポラーニー。
社会科学者M.ポランニーの兄で、第一次世界大戦後、ウィーンで経済雑誌の編集に従事するが、1933年ナチの台頭により、渡英。ロンドン大学講師、オックスフォード大学講師などを経て、’47〜53年、’55〜56年にはコロンビア大学客員教授を務め、経済史を講義する。人類史において市場経済社会が特殊例外であることを明らかにしたほか、非市場経済社会の分析を行うなど、経済人類学の体系化をめざした先駆者として知られる。主著は「大転換」(’44年)、「経済と文明」(’66年)、「人間の経済」(’77年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報