KAIST(読み)カイスト

大学事典 「KAIST」の解説

KAIST[韓国]
カイスト

1971年設立の韓国科学院を前身とする国立大学で,80年に韓国科学技術院(Korea Advanced Institute of Science and Technology)に改編された。従来,「KAIST」(カイスト)は大学の略称として使用されていたが,2008年から公式な大学名称として用いられている。高等教育法に基づき設置されるほかの大学とは異なり,韓国科学技術院法(1980年制定)に依拠し,法人格を有している。産業発展に必要な科学技術分野において,深遠な理論と実践的な応用力を備えた高級科学技術人材を育成することを目的としており,科学技術分野に特化した教育・研究機関として代表的な大学の一つである。2016年現在,自然科学部,生命科学技術部,工科学部,人文社会融合科学学部,経営学部の5学部のほか,ナノ科学技術大学院や医科学大学院,情報保護大学院,科学技術政策大学院,テクノ経営大学院など14大学院を擁している。2015年現在の学部学生数は3968人,教員数は563人。
著者: 松本麻人

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android