20世紀西洋人名事典 「M.ベン・バルカ」の解説
M. ベン・バルカ
Mahdi Ben Barka
1920 - 1965.10.29
モロッコの政治家。
ラバト生まれ。
学生時代から政治運動に挺身、卒業後数学と物理の教師になるが、1944年イスティクラール党結成に参加。’56年独立後は党内左派、労働組合系を代表し諮問議会議長、党書記長を務め、’59年党内右派と対立し離党、人民諸勢力同盟を組織。しかしハサン国王と対立、国外に亡命、国外でも反政府運動を続けるが、’65年10月パリでモロッコの官憲により誘拐、暗殺される。「ベン・バルカ事件」がもとで一時モロッコとフランスの外交関係が途絶える。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報