知恵蔵 「MacBookAir」の解説
MacBook Air
ボディーには、1枚のアルミ板を精密に削りだした高精度アルミニウム「Unibody」を採用しており、薄くても強度がある。厚さは0.3~1.7センチメートル。
MacBook Airの2010年モデルには11インチと13インチの2種類があり、11インチモデルは、重量が1.06キログラム。CPUは標準でIntel Core 2 Duo 1.4GHz。フラッシュストレージは、64GBか128GBが選択可能で128GBを選んだ場合、さらにCPUを1.6GHzへアップグレードして、さらに処理性能を高めることができる。バッテリー駆動時間は5時間。
13インチモデルは、重量1.32キログラム、CPUは11インチと同タイプの1.86GHz。フラッシュストレージは 128GBと256GBがあり、256GB選択時のみCPUを2.13GHzへアップグレードできる。バッテリー駆動時間は7時間。
メインメモリーは両インチともに2GBで、4GBまでカスタマイズ可能。再利用時に即起動するスタンバイモードでは、最大30日間充電が不要である。
また、IEEE 802.11n規格準拠でa/b/gに対応したWi-Fi機能と、Bluetooth 2.1 + EDR(Enhanced Data Rate)を標準装備。JIS配列準拠のフルサイズキーボードの手前には、2本指スクロール、スワイプ、ダブルタップ、ドラッグといった各機能をサポートするトラックパッドが配置されている。ステレオスピーカーと無指向性マイクロフォンも装備。OSはiTune、Safari、QuickTime等を含むMac OS X Snow Leopardで、ウェブページの作成、写真や動画、音楽の編集、再生などができるアプリケーション「iLife」を同梱している。
Airの特徴はなんといってもその薄さとデザインだが、CPUがIntel製で、Apple社が「Boot Camp」というWindowsをインストールするためのエミュレーターソフトを無償提供したことにより、WindowsOSが利用可能であることも特徴の一つとなっている。「Boot Camp」はWindows XP、Vista、7に対応。仕事上Windwosパソコンが手放せないが、Macを使ってみたかった というユーザーには魅力的な製品である。
(横田一輝 ICTディレクター / 2011年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報