20世紀西洋人名事典 「N.パーラ」の解説
N. パーラ
Nikanor Parra
1914 -
チリの詩人。
チリ大学で数学と物理学を学び、後に理論物理学を講義した。1937年に処女詩集「無名詩集」を出し、第二詩集の「詩と反詩」(’54年)で名声を確立した。その後の作品にはチリの民族舞踊のリズム取り入れた「長いクエカ」(’58年)、「サロンの詩」(’62年)、「ロシアの歌」(’67年)、「教授たち」(’71年)等がある。個人主義を標榜するその詩風はパブロ・ネルーダの「気まぐれ詩集」に影響を与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報