共同通信ニュース用語解説 「NPTと核兵器禁止条約」の解説
NPTと核兵器禁止条約
核拡散防止条約(NPT)と核兵器禁止条約 NPT(1970年発効)は核保有を米英仏中ロの5カ国に限定、核軍縮義務を課し、それ以外の国の保有を禁じた。191カ国・地域が加盟。運用を点検する再検討会議が原則5年ごとに開かれる。次回は2026年。会議ではNPT体制の堅持・強化へ向けた最終文書採択を目指すが、過去2回、合意が得られず決裂した。核兵器禁止条約(21年発効)は核兵器を全面的に違法化した初の多国間条約。今年3月に3回目の締約国会議があったが、日本など「核の傘」の下にある米国の同盟国は、オーストラリアを除きオブザーバー参加を見送った。3月時点で73カ国・地域が加盟。
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