RNAワールド仮説(読み)アールエヌエーワールドかせつ

最新 地学事典 「RNAワールド仮説」の解説

アールエヌエーワールドかせつ
RNAワールド仮説

RNA world hypothesis

自らの複製を触媒するRNAの出現が,生命発生の端緒となったという生命起源の一説。C.R.Woese (1967)・F.H.C.Crick (1968)・L.E.Orgel (1968)らによって提唱された。遺伝情報の保持・翻訳・修復といった生命機能は,セントラルドグマと呼ばれるDNA-RNA-タンパク質間の相互作用によって担われている。これらの機能は,前生物化学システムの生命への進化に役立った可能性があるが,セントラルドグマを構成する3種の高分子はいずれも複雑であり,原始地球上で一斉に生じたとは考えにくい。自らの複製を触媒するRNAの出現は,このギャップを埋めると考えられている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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