20世紀西洋人名事典 「S.リー」の解説
S. リー
Sang-Kyong Lee
1934 -
オーストリアの演劇研究家。
ウィーン大学日本研究所講師。
朝鮮生まれ。
日本植民地下の朝鮮の小学校で日本語を学習、30歳ごろから日本の演劇と文学に関心を持つ。1968年オーストリアのインスブルック大学で博士号を取得。’59〜62年国立カトリック福祉サービス課長。’70〜72年フィルマ・オットー・ヘンメルレ特派員。’72年ウィーン大学日本研究所講師として演劇科学を教える。’75、’76年法政大学の交換教授として、’81年から8カ月間国際交流基金のフェローとして来日。専門は劇場芸術と比較ドラマで、研究テーマは伝統的日本演劇が現代日本のドラマに及ぼす影響。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報