20世紀西洋人名事典 の解説
T.ウィルヘルム エンゲルマン
Theodor Wilhelm Engelmann
1843.11.14 - 1909.5.20
ドイツの生理学者。
元・ユトレヒト大学教授,元・ベルリン大学教授。
ライプチヒ生まれ。
父は出版業主で、イエナ大学、ライプチヒ大学で学び、1861年医学博士となり、同年ユトレヒト大学医学部助手となる。以後、一般生物学、組織学助教授(’71年)を経て、’97年ベルリン大学医学部で生理学教授となる。研究分野は幅広く、原生動物の鞭毛運動、筋肉運動、神経生理、光覚生理などに渡るが、’82年の葉緑体の光合成についての発見は有名である。また、チェロの名手でブラームスは親友であり、「四重奏曲」は彼に捧げられた作品である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報