20世紀西洋人名事典 「T.カスペルソン」の解説
T. カスペルソン
Torbjörn Oskar Casperson
1910 -
スウェーデンの生物学者。
カロリンスカ研究所教授。
顕微測光法を開発して核酸のDNAとRNAの性質を利用して真核生物の細胞内の核酸の分布を調べ、DNAはほとんどの核のみにあり、RNAは大部分細胞室内にある事を明らかにした。1936年に学位論文にまとめ、その後の分子生物学の発展の基礎となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報