20世紀西洋人名事典 「W.O.ローゼ」の解説
W.O. ローゼ
Wilhelm Oswald Lohse
1845 - 1915
ドイツの天体物理学者。
ドレスデンの工業学校に学び技術者として働いていたが、フォーゲルによって天文学に引き込まれ、分光観測に取り組んだ。特に太陽観測と天体写真に集中。1874年新設の天体物理観測所に移り、40年にわたって観測を行った。1876年はくちょう座新星のスペクトルの観測、1897年以後は二重星の写真をとり続け、固有運動を調査する。フォーゲルの死後、天体物理観測所長。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報