改訂新版 世界大百科事典 「X大腸炎」の意味・わかりやすい解説 X大腸炎 (エックスだいちょうえん) ウマの病気。突然の腸炎と腸管内のガスの充満,心拍数の増加,呼吸困難,腹痛を示すが,原因がはっきりせず,治療に対しても反応しないことからこの名がある。死亡率が高く,発症24時間以内で死亡する。原因としては,細菌毒による菌体内毒血症であり,一種のショックであると考えられている。治療はショックの緩和と脱水の回復を図ることが望まれている。執筆者:本好 茂一 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by