敷居が高い(読み)シキイガタカイ

デジタル大辞泉 「敷居が高い」の意味・読み・例文・類語

敷居しきいたか・い

不義理面目のないことがあって、その人の家へ行きにくい。
[補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「相手に不義理などをしてしまい、行きにくい」と「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」の、どちらの意味だと思うかを尋ねたところ、次のような結果が出た。
 平成20年度調査令和元年度調査
相手に不義理などをしてしまい、行きにくい
本来の意味とされる)
42.1パーセント29.0パーセント
高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい
(本来の意味ではない)
45.6パーセント56.4パーセント

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「敷居が高い」の意味・読み・例文・類語

しきい【敷居】 が 高(たか)

  1. 相手に面目のないことがあったりするために、その人の家に行きにくくなる。また、その人に会いにくい。
    1. [初出の実例]「見るもうたてきしきゐがたかふて」(出典:評判記・吉原こまざらい(1661‐73)侍)
    2. 「元来お蔦あるために、何となく疵持足、思ひなしで敷居が高い」(出典:婦系図(1907)〈泉鏡花〉前)

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