アクティベーション(読み)あくてぃべーしょん(その他表記)activation

翻訳|activation

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アクティベーション」の意味・わかりやすい解説

アクティベーション
あくてぃべーしょん
activation

本来は活性化を意味する英単語で、パソコンやスマートフォンなどのIT関連機器において使われるときは、おもに製品の利用開始やソフトウェアライセンス認証のための手続をさす。プロダクト・アクティベーションproduct activationともいい、メーカーによってはライセンス認証やアクティブ化などとよぶこともある。

 ソフトウェアの不正なコピーや利用を防止するコピープロテクト一種で、マイクロソフトWindows(ウィンドウズ) XPやOffice XPのオンライン認証で採用してから一般的になった。アクティベーションはユーザー登録とは違い、正規ライセンスをもつユーザーであることを証明するための手続きであるため、当該ソフトウェア等を使用する際にはかならず行う必要がある。

 製品個々にメーカーから付与されたIDやシリアルナンバーと、ハードウェアの構成や製品番号などを組み合わせることで、それぞれの環境を特定する。その情報をメーカー側にオンラインなどで送信することで、製品が利用できるようになる。マイクロソフトの製品では、インターネットまたは電話で認証を行うことになっている。また、iPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)などのアップル社製の端末も、アクティベーションしないと使えない設定になっている。

 製品、ソフト共にアクティベーションしないままでもしばらく使える場合があるが、初回利用時から一定期間を経過すると起動しなくなる、または、機能が制限されることが多い。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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